FRONTEOヘルスケア、転倒防止AIからヘルスケアAIへ。

FRONTEO(元UBIC)、ヘルスケア領域において人工知能を活用した事業をいくつか展開している。

FRONTEOは元々、民事訴訟における証拠開示の手続きに必要な文書の解析などを主に取り組んでおり、2007年に東証マザーズに上場している。医療においては、電子カルテの文章解析による患者の転倒を予防する取り組みを2015年から行っていた。

最近では、治験情報解析や薬剤監視サービス等も展開しているが、ヘルスケア領域でも人工知能を使った事業に取り組んでいる。

例えば、人間ドックの最適プランの提案で人工知能が使われている。人間ドックは、重篤な疾患をわずらう前に、早期発見する為には欠かせない。しかし、提供する医療機関が非常に多く、初めて利用する場合、何を基準に選べばいいのか迷う方が多い。

そこで、FRONTEOヘルスケアは、自社サイトとして「YOURドック」を展開し、同サイトが蓄積した過去の人間ドック利用者の感想や行動データ、医療機関が蓄積したデータを人工知能に分析させ、最適な医療施設と検査プランを提案する。

また、同社が展開する健康コミュニティサイト「健康じまん.com」では、テキスト情報の意味まで読み込んだ上で消費者一人ひとりに最適な情報を提供する。お気に入りの記事やコミュニティでの書き込みがあったら、「KIBITに教える」をクリックすることで、KIBITがそれらの情報を解析することが出来る。

この提案サービスは、FRONTEOが独自開発した人工知能エンジン「KIBIT(キビット)」が要になっている。「KIBIT」は、文章解析を主とした人工知能であるが、文章の形態素解析によって、単語やセンテンスの重要度を最適化し、単語の関係性、重要度をスコアリングすることで、より精度の高いデータを提供する。KIBITは、少数の教師データから全体像を把握する「Landscaping」という独自技術がコアとなっている。詳しくはFRONTEOの研究開発報告書をご覧頂きたい。

文章を解析する人工知能は、患者の予診・問診データを活用した自治医大のホワイトジャックがあげられる。FRONTEOの人工知能は、教師データが少なくても全体像を把握出来るため、活用出来るデータが少ない施設、機関でも精度の高いデータが期待される。

前身のUBICの頃からFRONTEOは、データ解析の分野で一目おかれていた。今後、医療でも人工知能が活用される場面が増えると、FRONTEOの強みが更に発揮されるようになるだろう。

<参考URL>

株式会社FRONTEOヘルスケア

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