専門医のネットワークを強くするWhytlink

専門医の資格をとれば専門性を高められるのかという日経カデットの記事があった。

この記事では、専門技能とは、社会貢献性、希少性、代替不可能性の掛け算であると述べている。「社会からすごく求められ(社会貢献性)、ごく少数の人しかできず(希少性)、他の人が真似できないこと(代替不可能性)」が出来る人が専門技能の高いということである。

患者数の多い疾患でかつケアの人手が足りない疾患を受け持つ医師になれば、相対的なニーズは高いと言えるだろう。白内障、MCI(軽度認知障害)などの疾患が本記事では取り上げられていた。

自分が貢献出来る場は必ずどこかに存在する。誰かに言われずとも自然にやってしまうこと、労力をかけたつもりがなくても感謝されることが、その人の活躍出来る場所だと思う。出来るだけ早く自分の活躍出来る場所を見つけることが出来れば、Give and Givenの関係がより深くなっていく。

Whytlinkは、医師と患者間のこうしたGive and Givenの関係を築いていく為のネットワークではないだろうか。

Whytlinkは、「専門医限定のプロフェッショナルネットワーク」であるとHPでうたっている。医療版Linkedinと考えて良いだろう。

医籍登録番号を登録しない限り、ほとんどのサービスが制限される。

医籍登録番号を登録しない限り、ほとんどのサービスが制限される。

Whytlink上で、これまでの実績や専門性をプロフィールに書き、whytlinkのネットワークに参加することで、専門性を求めた医師の紹介がし易くなり、増患につながる。これにより、専門性を活かしてより的確な医療を患者に提供出来るようになるし、医師自身のキャリア向上にもつながる。

専門医を取得して、せっかく専門医になっても、コンビニ受診に対応する中で、自分の専門知を深められる環境にない場合もある。
専門医が自身の専門知をより適材適所に発揮出来るようにする為には、信頼出来る人に紹介してもらうことが大事だろう。

医師のプラットフォーム事業としては、エムスリーやメドピアが先行者として挙げられる。限られた人材リソースをどう医療現場に配置するべきかは、以前から問題意識を持って取り組んでいる企業が存在する。

Whytlinkを運営するリーズンホワイは、専門医に対してアプローチすることで、医療人材の問題を解決しようとしている。2016年3月に調達した資金は、Whytlinkのサービス拡充と、患者向けサービスのFindMeの開発にあてるという。

リーズンホワイは、世界展開も考えており、経産省の「飛躍 Next Enterprise」でも海外に派遣される。今後の飛躍に期待したい。

<参考URL>
専門医を取れば、専門性は高められる?(日経Cadetto 2017/2/1)
医師専用SNS「Whytlink」を展開、リーズンホワイが総額1.6億円を調達(TechCrunch 2016/3/28)
経産省主導の「飛躍NextEnterprise」で派遣される医療ベンチャーは?

Follow me!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA